3.13.2012

切な

そこにある一瞬に、僕があるという証を残したい。
それが僕の夢だった。
ただ、そこにある一瞬に、僕がいるのは怖かった。
きっと、その一瞬は簡単に消えゆく、取るに足らないものだから。
僕は史実の積み重ね。
史実は一瞬の積み重ね。
一瞬は取るに足らない積み重ね。
ならば僕は、どれほどの無価値で出来ているんだろう。

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